Microsoft GS Wavetable SW Synth

まあ、悪名高き音源というかでバイスなのだが、c:\windows\system32\driversあたりにあるgm.dlsというファイル使ってMIDI音源として駆動するものだが、GSを謳っているのにもかかわらずリバーブ、コーラスといった基本的なエフェクトも効かない悪名高きものだ。
しかも、Direct Musicの機能を使っているにもかかわらずその一部分の機能しか使っていないのである。Direct Musicの機能を使えば容易にリバーブやコーラス程度のエフェクトだったら実装できるにもかかわらずだ。
おそらく、デバイスドライバーを作るだけのスキルがあればDirect Musicを使うことによりgm.dlsを音色ファイルとしたコーラスやリバーブの聞く音源を作れるはずである。
デバイスドライバーとしては動かないものならWinampなど様々なソフトがこのDirect Musicをつかって実装している例がある。

http://koremaka.hp.infoseek.co.jp/twm2.html

↑あたりが使いやすいように感じた。もちろん、それ専用だからである。聞きたいMIDIファイルをドラッグアンドドロップで大丈夫だ。
Microsoft GS Wavetable SW Synthよりよほどましな音で演奏してくれる。だからといってVSCを超えたかと言えばまあ微妙なところがあるけどもでもSC-55にならちょっと聞いたくらいでは似たような音を出してくれる。
元々の音色がSC-33であるので、それに若干の音色が追加されている(100以上追加されているけど)だけの音源であるSC-55には近いような印象を受けた。むろん、サンプリングレートの違いとか品質面では差があるといえるがそれでも簡易的に聞く上では十分に感じた。

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さて、現在MuseコンテストではこのMicrosoft GS Wavetable SW Synthを採用することが決定的である。(決定ではないけども)
僕としてはやはり音色の質はともかくとしてエフェクトのない音源を採用するのには抵抗がある。そこで、一応はエフェクトが効くDirect Music経由での使用を提言してみたい。
Museから直接使うには現時点では方法論が見つからないがSynth Editとか使ってどうにかできないものかこれからちょっと模索してみたい。
それでなくても、音の確認という意味では上記のTW-Musicというソフトで可能である。これだけでお手軽にSC-55に近いだけの音源が手にはいるという意味で大きいだろう。

もっとも、Microsoft GS Wavetable SW Synthに審査音源が決まろうとも一番それに近いSC-55STで作ってしまうけども。