Windows Updateでの.NETランタイムおよびSDKの更新について

Windows Updateによって.NET 6のランタイムおよびSDKの更新がどのような挙動となるか試してみた。

検証環境:Hyper-V上にWindows 11を新規インストール

VS Codeをインストール

.NET 6 SDK 6.0.100をインストール

 

 

この時点で、VS Codeのターミナルから.NET SDKおよび.NETランタイムのバージョンを表示させてみたところ以下の通り

 

 

当然ですが、.NET SDKが6.0.100、ランタイムが6.0.0となっています。

 

その後、Windows Updateを実施します。

このとき、上記のように「その他のMicrosoft 製品の更新プログラムを受け取る」をオンにしておきます。

 

すると、.NET Security Updateを含むアップデートが適用されます。

 

Windows Updateがすべて適用されたあと同様にSDKおよびランタイムバージョンの確認をしてみます。

 

 

すると、SDKバージョンは6.0.109 ランタイムバージョンは6.0.9となっています。

現時点での最新のSDKバージョンは6.0.401ですが同様に9月13日リリースバージョンとして6.0.109も並列して存在しています。

中身を見るとVisual StudioのサポートバージョンがV17.0とVS2022の初期バージョンのものになっていることから.NET6の初期バージョンに対して機能リリースが入っていない純粋なセキュリティアップデートのみのバージョンとなっているようです。