.NETラボ勉強会2022年7月登壇まとめ

.NET6新機能の振り返り

というタイトルで.NETラボ勉強会2022年7月登壇しました。

 

dotnetlab.connpass.com

当日のスライドは以下の通り。

 

www.slideshare.net

 

要点としては以下の通り。

 

  • .NET統一計画の完結(.NET5で果たせなかった.NET統一計画が.NET6で完結)
  • .NET MAUIのGA(5/21)
  • LTSサポート(まだまだサポート期間は2年以上残っている)
  • ホットリロード(大幅な生産性向上)

ということで、先月話したMAUIの話をもう一回したり・・・やはりBlazor Hybridの文脈でMAUIでもBlazorコンポーネントを使えるようになったのは大きい。これによってWeb開発者でも容易にモバイル開発の世界に入っていけるようになった。

MAUIのリリースもその一環であるが.NET統一計画の完結という話も.NET6世代では大きなテーマだったように思う。WindowsiOSmacOSAndroid、それからIoTといったあらゆるプラットフォームがC#で記述できるようになったということ。

たとえば、IoTの世界では今月初音さんがお話ししていたnanoFrameworkによってエッジ側もM5Stackのような小さなコンピュータでもC#で記述することができます。

 

そして、.NET6はLTSサポートということ。今年リリースされる.NET7はSTSサポートですのでサポート期間は短くサポート終了日は.NET6の方が先ということが想定されています。

LTSサポートが長いといえどもサポート期間は3年間ですので組織のポリシーによりLTSごとに(バージョン2つ飛ばしで)バージョンアップするのか、LTS→STS→LTSのようにバージョンを1つずつ上げていくのかというのはありますが、従来の.NETFrameworkのように塩漬けというわけには行きません。

 

.NET6で書かせない話題としてはホットリロードです。

これはもう手放せない機能となっています。開発生産性に大きく寄与している機能です。さらにホットリロード驚きなのがVisualStudio2022では従来の.NET Core3.1だとか.NET Framework4.8だとか以前のフレームワークまでサポートしているというところです。

当日は、.NET Framework4.8でのWindowsFormsでホットリロードのデモをしました。