最低10年使える業務アプリケーション(前編) − @IT

一回書けばさまざまな環境で動作すると信じられていたJavaにしてもバージョンにより挙動が大きく違うことがある。標準クラスでいえばたとえばDateクラスなどは最近のバージョンでは非推奨のメソッドが多い。
これは、正確に動作しなかったりほかのクラスのメソッドに機能が受け継がれていたり、廃止予定のメソッドだったりすることがある。そして、標準クラスのメソッド自体が削除されることになるとコンパイルさえ通らないということになる。

また、ここ10年のトレンドの移り変わりを見ても、Win16アプリケーションからWin32アプリケーションへperlPHPなどのスクリプト言語JavaにしてもJ2EE以前と以降それぞれで大きく様相が変わってきている。
また、10年後は果たしてどうなっているのだろうか?とても想像が難しい。
ちょうど10年前といえばWindows95がでたてのころ。MMX Pentiumとかが出ているころ。そろそろ、Pentium2の声が聞こえてくるころだと思う。クロック周波数もおおむね100MHz台。
現在はPentium4およびPentiumDの末期と捉えることができるだろう。Core2Duoの出荷直前。クロック周波数は3GHz前後。Windows XPの時代である。
ここから、10年後はいったいどうなっているのだろうか?まあ、クロック周波数の大幅な向上は見込めないがその代わりにコアの数がきっと16とか32とかいうことになっているだろう。もしかしたらそれ以上かもしれない。大幅なクロックの向上とはいかなくても20GHz以上はいくことだと思う。

そして、ソフトウェアのトレンドは一番予測が困難。きっと未知の言語の一つや二つは出てきているだろう。