PC-98シリーズの生産終了

とうとうというか、ついにというかPC-9801から始まった、国民機の生産終了が決まった。初代98から21年間生産された。97年にNXシリーズが登場していてからは一線を退いていたが、企業などでの需要があったためかいままで生産は細々と行われていた。

一時は、シェアーが90%とも言われるほどの独占状況を誇っていたが、Windows3.1の登場以降、どのメーカのパソコンでも同じアプリケーションが動作するようになったためにその優位性が崩れ安価なPC/AT互換機が台頭し始めた。
また、主要なアプリケーションがWindowsに移植されたのも大きい。一太郎ロータス123といった、MS-DOS時代の2大アプリなどが移植されたのだ。もっとも一太郎は僕はいまでも使っています。というか、MS-WORDになじめないというか、当然MS-IMEなんてバージョン問わずに使いにくいと思っているし、ATOK使いです。
また、文字フォントをハードで持つという手法も処理速度の向上によりソフトで文字フォントを提供しても速度面でのメリットがなくなった。
また、そもそもWindowsでは文字フォントはすべてソフトで提供されているために98である意味がなくなった。
よって、安価でWindowsで走るソフトを使うことのできるPC/AT互換機が普及し現在に至っている。
やっぱり、98シリーズの一番いいところは独特の起動音であろうか?いまのパソコンはBIOSを読んだときに「ピゴッ」っていう音がしないので味気ない。この音を出すのであればそれを買います。

現在販売されているのはデスクトップ型の「PC-9821 Ra43」(Celeron/433MHz、23万8000円から)とノート型「PC9821 Nr300/S8TB」(MMX Pentium/300MHz、35万8000円)。

しかし、これはいかにせよ高すぎないか?CPUなぞただみたいなものだし……というか、まだこんなCPUをINTELは作っていたのか?昔からINTELNECのために特別なCPUを作っていたものな。386SLとか……。