10年前のパソコン教育授業。

たかみちえさん(id:TakamiChie)に触発され、10年前を思い出して書いているので一部不正確なところがあるかも知れない……。

パソコンを中学の技術家庭科でやった記憶あり。当時の中学のパソコンはPC-286UX。いわゆる、EPSON製のPC-9801互換機である。
主なスペックといえば


・CPU:80286 (12MHz)
・メモリ:640KB
FDD:3.5インチ2HDおよび2DDに対応
サウンド:FM音源内蔵(26音源互換)
・HDD:なし


ざっとこんなところでしょう。画面解像度なんて当たり前のことなのであえて書かない。
で、このマシーンで何をやったか?当時の最先端といえば秋頃発売されたWindows95であるが、このマシーンでそんなものが稼働するはずもなく……一台だけ動かそうと思えば動かせるマシーンが存在していたがそんなものを授業で生徒に触れさせる訳もなく。(視聴覚部……実質のパソコン部だったのでさわったが)ハイパーキューブというMS-DOS上でフロッピーから起動する教育用の統合ソフト……ワープロ表計算・カード型データベース・お絵かきソフトがセットになったソフトを弄ったような気がする。
主力はワープロとお絵かきかな。ワープロでなにかを書いてそれにお絵かきソフトで描いた絵を一緒に貼り付けてあげるみたいな。でも、マウスが使えるだけ非常に高機能なような。
しかし、一緒についてくるFEPが頭がいいとはいえなかったので自分でCONFIG.SYSとか弄ってATOKを組み込んで使っていました。(ジャストシステムさんごめんなさい。いまは毎年一太郎買っていますから)


その次に、プログラムですね。いわゆる、N88BASICです。関数や手続き的なものは使えるはずもなく、せいぜいGOSUBとかいってサブルーチンが使える程度のものですね。
制御文で使えるのが、FOR NEXT文、IF文、WHILE文くらいなものです。あとは、GOTO文。
これでは、大きなプログラムを組むのは至難の業ですね。


で、授業で作ったプログラムはすごく簡単なものばかり。なめているのかというかんじで。
後半は、PLAY文を使ってMMLかいてFM音源使って音楽を作っていました。これにしても、技術の先生に授業で何をやろうかと相談された結果です。前述の通り視聴覚部でしたので例のPC-286UXでなにができたのかはよく知っているつもりでしたので。FM音源なので作ろうと思えば音も作れるけどもパラメータが訳わからないのでデフォルトの音しか使いませんでしたけども、最大同時発音数3+3でよくがんばった。どの音を削るかでがんばった。


というわけで、当時はインターネットなどというものにつながっているはずもなく、Windowsなどという素晴らしいものが使えるはずもなく、ひたすらMS-DOSの世界でしたね。