国家の品格

教育に関する考え方は自分と同じである。いわゆる現在の教育制度……小学校6年中学校3年高校3年大学4年というシステムはアメリカを模倣した制度であり、日本にはそぐわない。とある人に言わせるとこれは愚民政策の一環であるとすら言われている。
むしろ、戦前の教育制度こそ日本にあったシステムだと思う。一握りの国の指導者を育てるためのシステムとしては速い段階から優秀な人間を選び高度な教育を受けさせることこそ重要だからだ。たとえ、1万人の殺人者がいても国は滅びることはないが優秀な指導者やそれを支える人間がいなくては国は滅びるであろう。
さらに、国家の品格で述べられているエリートの定義についても同感である。ただ、優秀な人間だったらいかなる教育制度の下でもある割合で出てくるだろう。しかし、国のためや己の信念のためにすべてをなげうてるそういう使命感を持った人間というのはそれなりの教育がなければ生まれてこないように思える。
そういう意味では、海軍兵学校とか陸軍士官学校というのはいざというときには己の生命すら犠牲にすることをいとわないそういう人材を育てるためのものであって強烈までの愛国心を植え付けていたのかなと思う。指揮官が率先して敵前逃亡してはなんにもならないしね。

今国会で話し合われている教育基本法について「愛国心」を盛り込むかどうかという議論をしているようだけども、今までそういう文字がないことの方が不思議。愛国心といってもそれは他の国を敵視する排他的なものであってはならず、日本という国を愛し守るということでなくてはならない。
たとえば、サッカーワールドカップで日本を応援する。WBCで日本を応援する。そういったスポーツの世界で日本を応援する行為も一つの愛国心の表れだと思います。