北斗燃ゆ

青山智樹さんの本です。
仮想戦記物で久しぶりに中身がおもしろいと感じた。最近は設定で引きつけるものが多く、中身の構成話の進め方には疑問符を付けざるを得ない作品が多かったが、やはり青山さんの本は技術的に安定していると感じた。
前回の作品がとんでも大和三部作だったのにたいし、今回のテーマは北斗という木造の軍用機をテーマとしたお話である。テーマこそは地味なもののそれだけに作者の腕がしっかりしていなければとうてい書ききれないものであるだろう。
続刊に期待したい。

ISBN:4584179395